鎌倉に招来された南宋文化を日本化する中で、美術品鑑賞を主にして接待する隠れ家空間「市中の山居」が室町時代に生まれました。
都市の真ん中に、山居という田舎の家をモデルにしたか隠れ家を持ち、好きな時に日常から逃れることができるということが権力者、富裕層にとっての贅沢でありステータスだったのです。
市中の山居は茶室に発展し、作法を通して心身を磨く茶道が生まれ、茶道はお稽古事として日本文化の代表となりました。
1960年代に、カリフォルニアでは精神文化革命がおこり、様々な分野に影響を与えました。市中の山居に、そのカリフォルニアカルチャーを掛け合わせ、意識の変容を指向する住空間であり時空間体験としてヴァージョンアップしたものが「urban cabin」です。
市中の山居は南宋文化を日本化したもの。urban cabinは、カリフォルニアカルチャーを日本化したものなのです。
アートを中心として、和と洋、伝統と現代を融合させた、日常から離れるという贅沢を楽しむハイエンド空間、それがurban cabin、そしてBlackCubeはその具現化なのです。
神様が降りてくる大黒柱を中心に家族で生活
火を扱う技術の伝承
子孫繁栄という先人の思いを受け継ぐ
山居について、そして日本を家族で理解し次世代に引き継ぎ未来をつくるために、日本の価値観が込められている古民家を石川県加賀市から移築したのです。